みなとのギョギョっと食べやさい

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旬の魚-summer-

オニカサゴ(鬼笠子)の上手な選び方と料理方法オニカサゴ(鬼笠子)の上手な選び方と料理方法


オニカサゴ(鬼笠子)の上手な選び方と料理方法ポイント1〜3
新鮮なうちに早めに食べよう
外見からは鮮度が分かりずらいのが正直なところです。見るポイントとしては、体の斑紋が鮮明で皮に光沢があること。体全体に張りがあり、触って硬いもの。エラがキレイな赤色をしているものが新鮮です。比較的痛みが早い魚ですので、新鮮なうちに食べるようにしましょう。大きく口を開けているのは鮮度落ちとは関係ありません。
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カサゴを触る時はトゲに注意しよう
背ビレや腹ビレ、エラブタには猛毒のトゲがあるため、素手で触るのは要注意です。
刺されたときの応急処置としては、傷口を真水で洗い、火傷しない程度の50℃くらいのお湯に30〜60分患部を浸しましょう。オニカサゴの毒はタンパク性の毒なので、熱湯に患部を浸けると毒が内部で固まり、全身への拡散が防げます。その後、医師の手当てを受けましょう。
また、この患部をお湯に浸す処置方法はゴンズイやハオコゼ、アカエイなどの多くのタンパク毒を持つ魚に刺された際の応急処置としても非常に有効です。
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名前の由来
カサゴの仲間の中で一番美味しいと評判の「オニカサゴ」。刺身や煮付け、鍋物にするととても美味しい魚です。カサゴの頭が非常に大きくまるで笠を被っているように見えることが理由で「笠子」です。オニカサゴというのは、全体に棘が多く鬼のような顔をしていることから名付けられました。オニカサゴは英語名を「Scorpion fish」と言い、直訳すると「サソリウオ」です。毒のトゲから名付けられたものです。

オニカサゴのおいしい食べ方オニカサゴのおいしい食べ方


オニカサゴの味は繊細にして奥深く、捨てるところがない魚です

オニカサゴの味は繊細にして奥深く、捨てるところがない魚です 身は引き締まった白身で身崩れしにくくクセが無いのでイタリア料理やフランス料理にもよく使われます。オニカサゴが新鮮な場合、上品な白身を活かして刺身でいただきましょう。甘みがあり、しっかりとした身質ですので、皮目の旨みと色合いを活かし、霜造りにすると美味しいです。オニカサゴは脂肪分が少ないですが、旨みが多く身がしっかりとしている魚ですので、丸ごと煮付けにすると、とても美味しい魚です。大きいオニカサゴはアクアパッツアに最適です。



  • オニカサゴにはエラブタの突起やヒレの先端部に毒があります。まずエラブタの左右にある鋭い突起を切り落としましょう。オニカサゴにはエラブタの突起や
    ヒレの先端部に毒があります。まず
    エラブタの左右にある鋭い突起を
    切り落としましょう。
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  • 先端に毒針があるのが分かりますか?先端に毒針があるのが分かりますか?
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  • 背ビレ前方のヒレ先端部を数本カットします。カットした部位にはくれぐれも触らないようにしましょう。背ビレ前方のヒレ先端部を数本カット
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  • 美しいモノには棘がある。美味しいモノには毒がある。美しいモノには棘がある。
    美味しいモノには毒がある。

オニカサゴの豆知識オニカサゴの豆知識


「磯のカサゴは口ばかり」

「磯のカサゴは口ばかり」 カサゴは口が大きく、他に食べられる部位が少ないため、「磯のカサゴは口ばかり」ということわざが生まれました。このことわざの意味は「口先ばかりで行動が伴わない人」という意味です。
食べる部位は少ないですが、身はとても美味しいことで有名です。鮮度を維持出来なかった当時の人にとっては当時のマグロ同様、すぐに味が落ちるということで、低い評価をつけていたのでしょうね。また、江戸時代には、カサゴは安本丹(アンポンタン)な魚と呼ばれていたようですよ。


似た魚に「ウッカリカサゴ」という魚がいるそうです。
カサゴはもともと日本人にとって、とてもなじみの深い魚でした。ところが1978年にソ連(現在のロシア)の学会誌に「日本産の深場にいる大きな赤みのきついカサゴは新種である」とカサゴそっくりの魚が新種として発表されました。日本の魚類学者もこの魚を目にしていたのにウッカリしていて、新種と気付かなかった。このため、ソ連の学者に先を越されてしまって残念、ということで、「ウッカリカサゴ」という名前をつけたんだそうですよ。